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ありゃ、同姓だ。 - 粕谷隆夫

2025/06/18 (Wed) 07:19:16

 「ありゃ、同姓だ」・・・ムムム、資料室行きか。

 吉澤編集長に、またまた叱られるか。

 でもさすが長島!

 

見るんじゃねぇよ! - 吉澤稔雄

2025/06/16 (Mon) 16:20:54

公園の公衆トイレで用を足していたら、ふと何やら視線を感じた。何気なく上を見ると、天井近くの換気窓の枠のとこからこちらを見下ろしているやつがいた。ヤモリだった。失礼なやつだ。見るんじゃねぇよ!――と言いつつ、私は大事なモノを出したままスマホカメラのシャッターを押した。

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Re: 見るんじゃねぇよ! - 粕谷隆夫

2025/06/17 (Tue) 08:57:58

 写真に撮られたら見ちゃうよね。見出しは『しあわせは二人で築く 理想のモデルはない』。11月22日は「いい夫婦の日」だとさ。

 昭和41年のテレビか。なんか、人生切ないです。まあ、ここまで来たかの感慨です。

Re: 見るんじゃねぇよ! 川上 宏

2025/06/17 (Tue) 09:52:51

 当然、雌のヤモリかと思いますが、昨今LGBT とかで

雄のヤモリだったりして(笑)。

話の展開のしかた - 吉澤稔雄

2025/06/17 (Tue) 21:24:34

粕谷さん、あんた、話の展開のしかたがおかしいよ。ここで何故関係のない過去の話? しかも「いい夫婦の日」……何だそりゃあ? 資料に頼りすぎるから、こういうことになる。資料は適切に使ってこそ価値がある。いったい何のために資料を溜め込んでいるのか――よくよく再考した方がよいと私は思うね。

Re: 連想ゲーム - 粕谷隆夫

2025/06/18 (Wed) 06:54:20

 すなわち連想ゲームの脳みそになってしまいましたね。

 すなわち、人生長くやって、旅路の果てに来たのか。

 社内でも、倉庫内の小部屋は書物と資料の山、「金になりません!」と叱られています。

 そうしたら、ブックオフが登場。一冊、すべて¥100で買い取りますときたもんだ。

 「粕谷専務、アゼルバイジャンへ行きましょう」・・・関係ないか。

暇潰し菜園 - 吉澤稔雄

2025/06/14 (Sat) 23:03:53

我が家の庭の一画、暇潰し菜園では、現在以下の野菜を育てています。

① サヤエンドウ
② カボチャ
③ ジャガイモ
④ ナス
⑤ ゴーヤ
⑥ アスパラガス

狭い庭ですので、それぞれごく少量の栽培です。暇潰しでやっているだけですので、結果として実が収穫できればそれでよし。収穫した野菜が時々食卓を賑わしてくれれば大満足。たとえ収穫ができなくても、日々生長している様子を見られるだけでも楽しいものです。

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10年一昔 - 粕谷隆夫

2025/06/14 (Sat) 07:40:14

 この方は10歳年上。

 還暦を過ぎるころから、自分の若き頃が歴史になった感覚が生まれました。そして人生の先輩や後輩との談話にも歴史の差、時代の空気の違いをフッと感じるようになりました。

 まあ、それでよろしいのかな。

 どうも戦争のイヤな臭いが地球からなかなか消えない。

6月例会写真 - 吉澤稔雄

2025/06/12 (Thu) 23:04:54

本日、6月の例会を茨城県守谷の鮨の吉エ衛門にて行いました。まぁ、相変わらずです。今回は2名が欠席で、少しさびしい会となりました。

鳥越まつり2025 - 吉澤稔雄

2025/06/12 (Thu) 23:10:48

鳥越神社例大祭の1コマ。6月7日、都立忍岡高校前にて。

難読漁港 - m. arita

2025/06/10 (Tue) 17:07:18

読み方が並記されていますので問題ではありません。
濃昼・鳧舞は以前から知っていました。
さて、道内の人でもどれだけ知っているのやら。

番付表ですが大相撲の番付表と東西の位置が逆になっています。
北を上にした地図のイメージでしょうか?

Re: 濃昼山道 - 粕谷隆夫

2025/06/11 (Wed) 07:41:25

 濃昼の海と漁港の美しさ、古い漁村の建物には驚きましたね。ボロ車でよく行きました。

 そのうち山道を歩くようになりましたが、ボーとする時間と空間のありがたさを今になってかみしめております。

クチナシ - 粕谷隆夫

2025/06/09 (Mon) 07:25:50

 クチナシの花が咲きました。

 どういうことなのか。いつも北側の玄関口を好む。「暖かい南側の庭に置いてもなぜか咲かないのよ」と愚妻は不思議がっている。小生がジッと見ていると必ず咲きます。

 まさに口無し。

 まさに……。

Re: 日陰の花 - 吉澤稔雄

2025/06/09 (Mon) 12:17:58

梔子は温暖地でやや湿った半日陰を好む――日陰の花だな。

二つの展示会のご案内 / 天道氏の文章に寄せて  - K.Murano

2025/06/05 (Thu) 18:59:28

■ 柳田国男生誕150周年記念の展示会の案内です。場所は千葉県立中央博物館。今月15日まで。https://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/exhibition/events/yanagita_2025/

■ 辰己雅子氏の「ベラルーシの部屋ブログ」で案内されていた展示会です。
http://kogenbunko.jp/event/?p=1961

 軽井沢でのこの展覧会(本年6/28-8/31)では、Web版「水源地」にも掲載された『二十四の瞳』ロシア語版テキスト(辰巳さんと教え子のロシア語話者による)の紙媒体の書物も出品されます。

■ 下記の天道氏の寄稿「もう、からみません」(6/4付)が気になったので、続けて拙文を付しました。要は、今後も「書物随筆」(仮題)を大いに書いていただきたい、ということです。

Re: 二つの展示会のご案内 / 天道氏の文章に寄せて  - 辰巳雅子 URL

2025/06/06 (Fri) 01:58:22

 自分でこちらの掲示板に書き込もうと思っていた軽井沢高原文庫の展示会「戦後80年 壺井栄『二十四の瞳』〜図書館情報学の世界から〜」のお知らせ、Murano様が先にご紹介してくださっていました。
 どうもありがとうございます。

 会期 2025年6月28日(土)~同年8月31日(日) ※会期中無休
 会場:旧朝吹山荘「睡鳩荘」(電話:0267-46-6161 軽井沢タリアセン)
 料金:大人200円、中学生以下無料(※軽井沢タリアセン入園料が別途必要)
 
 戦後80年の節目の年、現在進行中の戦争が終わらない今、ロシア語に翻訳された「二十四の瞳」が日本の方々の目にどのように映るのか、ベラルーシ人翻訳者としては興味深いことです。
 拙訳書ロシア語訳「二十四の瞳」は水源地のおかげで、全部ではありませんが、ネットで簡単に閲覧できるようになりました。紙媒体の本が軽井沢高原文庫で長く保管されるようになったことも、大変ありがたいことです。

 ところで、今日NHKのニュースで報道された「壺井栄 戦時中の “幻の短編集”中国で発見」をご覧になりましたか。
 国内未発表作品も発見されて本当によかったです。戦中、日本国内より外国(中国)のほうが文学作品を発表しやすかったとは驚きました。(確かに拙訳書ロシア語訳「二十四の瞳」もベラルーシだから出版され得たと思います。ロシアでは2022年以降は反戦文学者の作品は無理でしょう。)

Re: 感謝 - K.Murano

2025/06/06 (Fri) 11:01:55

 このNHKニュースは知りませんでした。ご教示、ありがとうございました。

 今みたら、ネットでは以下の案内がありました。
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250605/k10014826191000.html

 戦前・戦中に中国で刊行された日本語出版物は今の東京の国会図書館にもないものが多く、1990年代から法政大学の(故)西田勝先生を中心として何名かの研究者らが旧満州地域の図書館、档案館(文書館)で単行本、雑誌など調査・収集(館内で複写作業)をしていました。

 壷井栄の「幻の」著作集が今回、北京から出て来て、よかったです。京都の出版社からの来月の刊行が楽しみです。

 
 

残り時間少なし、何処へ行く? - 粕谷隆夫

2025/06/05 (Thu) 08:08:16

 小生73歳。「あれ?」と周りを眺むれば、知人の半数は引退しています。「本当かよ?」と呟く。

 働き盛りのみなさん、当時は、仕事の関係で米国、ソ連や中国に出かけておりましたね。小生も東南アジアには何度か出かけました。今、知人たちは、「別に外国はもういいです」となっています。

 気になっている國がひとつある。峯雲先生、パラオにいきますか。

追悼・長嶋茂雄 - K.Murano

2025/06/04 (Wed) 18:28:47

 どのくらいの間かは知らないが、長嶋茂雄は東京都世田谷区の上北沢に住んでいた。

 私は子供の頃その隣町にいたので、友だちの一人か二人か三人かと共に長嶋の家の塀をよじ登って、庭を覗いたことがあった。

 すると、そこには長嶋がコリー犬(?)と一緒にいた。ふっと、我々のほうへ顔を向け、ニコッと笑った。

 こちとらは、「ワッ」と叫んでとんずらした。

Re: 追悼・長嶋茂雄 川上 宏

2025/06/06 (Fri) 08:14:22

 非礼なガキドモに笑って対応とはさすがの長嶋さん。

この手のメディアのホッコリ話は、作り話も多いが、村野さんの

話なので納得です。

Re: 追悼・長嶋茂雄(2) - K.Murano

2025/06/06 (Fri) 20:30:04

 残念ながら、私には「作り話」を創る才能はありません。

 私の父は、川上監督の巨人軍の時代、毎晩帰宅すると、瓶ビールを飲みながらテレビにしがみつくようにして野球中継を見ていました。ただ見ているだけならよいのですが、しょっちゅうブラウン管に向かって怒鳴っていました。巨人軍の選手がヘマすると、かんかんになって、体を上下させていました。

 後年ふしぎに思ったのは、読売巨人軍の熱烈なファンのくせして、なぜ、読売新聞を取っていなかったのか、ということです。今おもうに、たぶん、「読売」の拡販員と何かこじれて大喧嘩したのだろう、ということです(笑)。

 こうした家庭での風景も、間違いなく、王と長嶋がいたからだ、と思います。私は直接聞いて確かめたことことはありませんでしたが、父も(間違いなく)散歩がてらか、長嶋の家を見に行っただろう、と推測します。我々がき共と同じく。

「朝日」道内版記事の再掲を! - K.Murano

2025/06/04 (Wed) 11:12:21

 aritaさんにお願い申し上げます。

 先日の「朝日」道内版の記事コピーを本欄に再掲していただけませんか。

 同じ記事のネット版がありますが、これは有料記事なので途中までしか読むことができません。https://www.asahi.com/articles/AST5W1BVNT5WIIPE002M.html

 この記事は、「水源地」寄稿者の樫本さんの訳著『舟 北方領土で起きた日本人とロシア人の物語』(皓星社、2024年6月刊)(厳密には翻訳テキスト+志発島元島民の回想など)を紹介したものなので、なおさら、です。

 先月の早大校舎での樫本さんの講演会では、この本が売れなくて困っている、とご本人が質疑応答の場で洩らしていました。

 ということで、この場で「再掲」していただければ、本のさらなる宣伝にもなります。


 
 

Re: 「朝日」道内版記事の再掲 - m. arita

2025/06/04 (Wed) 14:21:42

K.Muranoさんご要望のコラム記事です。

こちらに再掲しましたので 「Re: 相互理解の助けに - m. arita 2025/05/30 (Fri) 15:47:04」は削除しました。

Re: スバシーバ!! - K.Murano

2025/06/04 (Wed) 18:15:17

 どうもありがとうございました。

 念のため、樫本氏に知らせておきました。

 早く、ビザなし交流や墓参が再開してほしいものです。

グリーンアスパラ - 粕谷隆夫

2025/06/04 (Wed) 07:01:31

 北海道のⅠ市在住の札大露語7期生からグリーンアスパラが届きました。昨夜茹でたのを箸でつまんだ時、女房が泣いたので驚きました。「そうか、更別産か」。

 毎年同時に更別産のアスパラガスが届くのである。その人も7期生。しかしその人は昨年亡くなってしまったのです。あまりにも急でした。

 野球の長嶋選手のニュースと重なり、強烈でしたね。

赤星 - m. arita

2025/06/02 (Mon) 17:01:04

談話室に「赤星」が登場するのは何度目かな?
すっかり家で飲むのは缶ビールになっている。

最近ビン牛乳の出荷停止も話題になっていたな~っ。

Re: ポラリス - 粕谷隆夫

2025/06/03 (Tue) 07:11:43

 いやいや泣けてきます。札幌に行って、まずは一人ぼっちになる喜び。午後4時50分に金富士の店の前。もう呑み助どもが列を作っています。みんないい顔をしています。独りぼっちはカウンターに座らされる。

 ここでなんと言っても赤星の瓶ビール。もう涙が出ますよ。しかし関東エリアで赤星を置いてある居酒屋は少ない。浅草でも浅草寺の裏、裏に行かないと無い。親父は赤星目当てにくる人、「しかし爺ばかりだな」とボソリ。

 北海道開拓使のシンボルである北極星か。精神の軸である北極星か。

 そういえば、天道公平氏が、成田さんにからんで、「辻邦生こそがポラリスだった」と言っていましたね。奥様の『書き続ける亭主』に関しての本が書庫にあったはずだが・・・。

Re: 地上の星 - m. arita

2025/06/03 (Tue) 17:29:30

 粕谷さんの買い被りからいただいた「辻邦生全集」が天道公平さんの買い被りまで生むとは思いもしませんでした。
 読者を「経験的読者」と「モデル読者」の二つに分けたのはウンベルト・エーコだったとおもいます。この分類で行くと私は「経験的読者」でしょう。物語を楽しむ読者です。後付けの知識で読み直すこともありますがあまり「深読み」はしません。
 詩や評論を読まない私は作家の意図がどこにあるのかを探る「モデル読者」にはなりえません。

 NHK BSのシリーズ「深読み読書会」は楽しく見ていたのですが最近放送されることがありません。残念です。


Re: 思い込み - 天道公平

2025/06/04 (Wed) 05:15:26

「エッ、粕谷大人からのプレゼントだったの?」と驚いた私は、そんなこと書いてあったかなと思い確認しようとしたところ、もう投稿自体が削除されていることにやっと気がついた。なるほど。

「成田さんにからんで」というのは、「削除したはずの投稿の内容を蒸し返されて、天道の野郎に無理難題を吹っ掛けられた」ということになるのだろう。申し訳ないことをしました。「からむ」つもりなど毛頭ありませんでした。

Re: 仏語 - 粕谷隆夫

2025/06/04 (Wed) 07:28:31

 渡辺一夫、森有正ですか。

 もちろん辻邦生も。・・・パリに死す。

Re: もうからみません - 天道公平

2025/06/04 (Wed) 22:31:40

天道が「成田さんにからんで」いる(と粕谷大人が判断した)その証拠画像をわざわざ貼付するとは、随分意地の悪いことをするものです。私の投稿は、成田さんだったら読んでくれるだろうと思う場所にひっそりと投稿した、あくまでも成田さん宛のものだったのに、こんな場所に掲載されてしまうのは心外です。

『辻邦生全集』を送ったのが(私はAmazonだと思っていました)粕谷大人であることを知っていたならば私はあんな文章を書きませんし、成田さん本人が御自分の投稿を削除していることを知っていたならば、辻邦生に言及するようなことはしません。

とっくの昔に削除されていた投稿の内容を私がしつこく覚えていたのは、それほどまでに成田さんの投稿が私に強烈な印象を与えていたということなのですが、こんなことをいくら説明したとしても、天道が成田さんにからんでいる、と判断した粕谷大人にはきっと届かないのでしょう。私の投稿は私が削除しておきましたので御安心下さい。

付記∶「こんな所に投稿しなくても······」という私の感想は、村野さんからの要望があればすぐに覆されてしまうわけです。私もそうして欲しかっただけなのですが、部外者が余計なことに首を突っ込むべきではない、と思い知りました。

Re: 今後も執筆を!(「部外者」にあらず) - K.Murano

2025/06/05 (Thu) 13:51:19

 天道さんは「部外者」ではありません。
 今後も、本欄に「私の本格的な読書人生」からくる批評的文章を、遠慮なく、書き綴ってください。
 天道さんの文章から(読書欲〔浴〕向上へと)刺激を受けてきた読者=閲覧者は私だけではない、と思います。

 私は、先日の本欄で天道さんが紹介していたポール・リーチ著の二冊『人間を問う作家たち』(1972年刊)、『神を問う思想家たち』(1983年刊)を「日本の古本屋」サイトで入手しました(どちらも、みすず書房刊行)。
 前者を八割方、読みましたが、上智大学にはこういう先生がおられたのか、さすがだ、と思いました。と同時に、日本の大学は今まで、露国人の優れた<ロシア文学研究者>を常雇いしたことはなかったのではないか、とため息をつきました。(露国人の「日本文学研究者」ではなく)

 もちろん文学に限りませんが、今後も本欄での天道さんの「書物随筆」に期待しております。
 

Re: からんでみましょうか? - 天道公平

2025/06/12 (Thu) 00:21:36

吉澤編集長のように、私の投稿に対して直球を投げ返してくれる方ならば何の問題も生じないのですが、粕谷大人の曲球はちょっとこちらでもどう対処していいのか困ることがあります。

「もうからみません」という私の投稿は、粕谷大人向けに書いたただのお知らせです。あの程度の私の投稿を、からんでいる、と評されたのではたまったもんではないと思った私は、そんな不愉快な思いをさせた投稿ならばさっさと削除すべきだと思い、それを報告したというだけの話です。

だいたい私には、成田さんにからんだという自覚症状はありません(成田さん本人も天道にからまれたとは思っていないでしょう)から、「からむ」という行為がどんなものなのか、実地にお手本を示してあげましょうという気になったぐらいです。

私が本気でからんだらいったいどうなるのか?標的を〈Re∶地上の星〉に定めて書き出してみると、まあ筆が乗ること、乗ること。この種の制約を課されると、私の執筆意欲と文章能力は格段にアップするらしい。書き上がったものを読めば、さすがに温厚な成田さんも「天道にからまれた」と感想を洩らしてくれるに違いないできばえである。

·····というような次第ですから、「もうからみません」という私の投稿を読んだ村野さんが心配して下さるような事態ではないのです。「へえー、そういう反応をする人もいるんだ」と私は面白がって遊んでいるだけです。予期せぬ反応に出くわしたので、私が自分の投稿を削除し、からんだつもりもないけれど、「もうからみません」と投稿しただけのことです。お騒がせして申し訳ありません。

追記1∶我が恩師の本を読んで下さっているそうで、嬉しい限りです。投稿した甲斐があったというものです。こういう本を愉しく読んで下さる方が一人でも増えてくれたらいいな、と私は思います。

追記2∶ウンベルト・エーコの『開かれた作品』(青土社)や『物語における読者』(青土社)を成田さんが読むはずはないし、『ウンベルト・エーコの小説講座』(筑摩書房)や『エーコの読みと深読み』(岩波書店)に手を出すとも思えないので、経験的読者・モデル読者の分類は、エーコの『小説の森散策』(岩波文庫)から仕入れたものだと思いますが、この『小説の森散策』は本当に素晴らしい講義録です。文庫で読めるのですから、物語や小説を読むのが好きな方は絶対に一度は読んでおいた方がいいと思います。こんなことも知らずに今まで小説を読んでいたのか、と自らの愚かさを知る絶好の機会となるでしょう。
(言わずもがなの註∶成田さんにからんでいるのではありません。『小説の森散策』を紹介したかっただけです。)

Re: 「部外者」について - 天道公平

2025/06/12 (Thu) 01:03:26

村野さんの再掲の要望はすぐに叶えられるわけですが、「こんな場所に掲載されてしまうのは心外です。」という私の要望は相手にされないのです。「私の投稿は私が削除しておきました」とまでちゃんと書き添えているというのに、知らぬ存ぜぬの静観、という態度で迎えられる。「成田さんにからんで」という表現の中に全てが集約されている。友人間でのメールのやり取りを表現するのにこんな言葉が登場することはありません。「からむ」という人聞きの悪い言葉が急に飛び出して来たのには、それなりの前段の歴史というものがあるのです。「部外者」とはそういうことです。

〈トリック・スターとしての部外者〉というあたりが、この談話室における私の立ち位置、ということになるでしょうか。

鮮やかな紫陽花の花 - 吉澤稔雄

2025/06/01 (Sun) 23:22:47

6月になりました。関東甲信の梅雨入りは今月中旬との予報が出ておりますが、紫陽花はすでに見事に色づいて咲いています。写真は、荒川岸鹿浜橋近くの足立区都市農業公園内の梅林石垣沿いに咲いている紫陽花(6月1日、午前10時頃撮影)。

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金時鐘氏の新刊のご案内 - K.Murano

2025/05/31 (Sat) 22:27:19

 96歳の詩人金時鐘(キム・ジション、1929年生)氏の新刊が出た(以下、奥付の記載から)。

━━『故郷への訪問と詩の未来 ——「五十年の距離、月より遠く」ほか 文集III <金時鐘コレクション9>(全12巻)〔第11回配本〕』、藤原書店、2025年5月30日初版第1刷発行。https://www.fujiwara-shoten-store.jp/SHOP/9784865784619.html

 本書には1996年以降に書かれた59編の散文と、2編の対談、1編の講演が収められているが、そのほとんどが単行本未収録のもの。「コレクション」第9巻に該当するが、バラの店頭販売もしている。

 以下は、短文「猪飼野 ——-無くてもある町」後半部分から(若干行替え、行間開けをした)。

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 よんどころない来日ではあったが、私の在日はこの在ってない「猪飼野」で始まった。朝鮮戦争はなんとか食いつないだその年のあくる年〔1950.6.25〕に勃発した。私は自らを追い込むように、在日朝鮮人組織の活動家になっていた。民族離反の縮図のような剥き出しの在日の暮しも、とくとここで見た。

 実につらい時代であった。連日何千人もの死傷者が朝鮮の山野を赤く染めていた朝鮮戦争を、米軍の全的な兵站基地であった日本の時の首相吉田茂は、戦後の日本経済を立て直す天祐、天のたすけとうそぶき、軍需景気をあおりたてて全国に金(かね)偏ブームを巻き起こした。

 在日同胞の主力産業に「くず鉄商」が雨後の筍のようにのし上がったのも、この時期だった。猪飼野界隈は戦前から零細な挽き物(ロクロ)工場や錠前工場が立て込んでいたので、かなりの色もの、銅・真鍮類の削りくずや鉄板くずが運河に投げ込まれてあった。それを浚って軍需産業に買い取らせていき、それが殺傷兵器にとって代ってもいったのだ。そればかりではない。見た目には細いピンでしかない信管のネジも、焼き物工場の同胞のほとんどが切っていたのだ。食うことに追われていたとはいえ、承知で同族を殺す側に同族が加わっていたのだった。

 そのなけなしの食いぶちを潰す側に組織活動家としての私は居り、ひもじい私を救ってくれていた人たちもまた、食いぶちを潰される側のその人たちであった。組織と運動と、理念と現実の間で、私の青春は細りにほそった。ついに体をこわし結核まで併発して治療に三年を費したが、身寄りのない私の命は猪飼野のどまん中の小さい診療所でつながった。(後略)

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 全12巻の「金時鐘コレクション」はあと1巻を残すのみ、資料編で完結する。



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