『ロシア 私の愛する国』近刊予定 - K.Murano
2025/05/08 (Thu) 00:36:50
先月刊行の高柳聡子著『ロシア 女たちの反体制運動』(集英社新書)巻末の「注」に、以下の記述があった。
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註【第5章】
※12 Елена Костюченко – Моя любимая страна / Медуза, 2023 . /英語版は Elena Kostyuchenko – I Love Russia: Reporting from a Lost Country / The Bodley Head Ltd. 2023 /邦訳は『ロシア 私の愛する国』高柳聡子訳、エトセトラブックスより近刊予定。
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高柳氏は2023年2月に翻訳書:ダリア・セレンコ著『女の子たちと公的機関』(エトセトラブックス)を、翌24年2月には著作『埃だらけのすももを売ればよい ロシア銀の時代の女性詩人たち』(書肆侃侃房)を、本年4月には上記の新書を上梓した。
さらに、上記のように、エレーナ・コスチュチェンコ著『ロシア 私の愛する国』の翻訳の出版を準備している。旺盛な活躍ぶりだ。慶賀の至りであります。
エレーナ・コスチュチェンコとは、ノーベル平和賞を受賞したロシアの独立系新聞『ノーヴァヤ・ガゼータ』(「新しい新聞」という意味)の女性記者(LGBTQの活動家でもある)である。プーチン政権に追われ今はロシアの国外に出ている。
その近況を伝える彼女自身のエッセイが2023年9月15日付で高柳氏の訳で「文春オンライン」に掲載された。
→ https://bunshun.jp/articles/-/65644
今度は、このコスチュチェンコのまとまった著作が高柳氏の訳で読めるわけだ。どんなものとなるのか、これも、早く読みたいものだ。