新刊案内(桜をめぐる作家たち) - K.Murano
2025/05/08 (Thu) 19:25:48
旺盛な執筆活動を展開している細川呉港氏がまた著作を上梓しました。(私は近年湯治場で偶然、氏と知り合いになりました。氏は元・集英社編集者)
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『桜人伝説 桜をめぐる作家たち』
細川 呉港(著)
発行:集広舎、四六判、264ページ、上製、価格 2,400円+税
書店発売日 2025年4月21日
紹介
――日本人はみな死ぬ前に桜狂になる。
桜にかかわった作家や文化人の私生活を探ると多くの人が桜をめぐって絆綱を深めている事が判る。
人はみな還暦を迎えると桜に目覚め、それまで囚われていた出世欲や、金銭欲から解き放される。
【目次】
第1章 成城学園の桜人たち
―― 水上勉、大岡昇平
第2章 那須高原の別荘に集う桜人
―― 里見弴、水上勉、宇野千代
第3章 鎌倉の桜大人
―― 小林秀雄(西行と本居宣長)、吉井長三、今日出海
第4章 民俗学者と桜の俳人たち
―― 柳田國男、折口信夫、山本健吉、岡野弘彦
第5章 野口雨情と「雨情しだれ」
―― 日光植物園久保田秀夫
第6章 桜校長高松祐一をめぐる桜人
―― 牧野富太郎、佐野藤右衛門
など、桜秘話が満載です。
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上記のキャッチフレーズに「人はみな還暦を迎えると桜に目覚め、それまで囚われていた出世欲や、金銭欲から解き放される」とありますが、これは一寸、言い過ぎではないでしょうか。
集広舎は福岡市にある出版社。